2018.04.15
■17-18シーズンを振り返って

2017-18シーズンは私にとって「考え、試し、結果につなげる」という行動を自主的に取り組むきっかけになりました。
今年は
①自分に合う道具を見つけることができたこと
②シーズンの結果について
③怪我を通して思ったこと
の3つが大きな出来事でした。

①自分に合う道具を見つけることができたこと
シーズンの初めに道具のテストとしてニュージーランド(NZ)へ行かせていただきました。
板、プレート、ブーツのインナーなど足回りを中心に慎重に道具を選び、全てのパターンで試しました。私はそうしたことに対する感覚が鈍くて、決定するのに時間がかかりましたが、自分にフィットする道具を見つけることができ、コーチが準備して下さった様々な基礎練習の中で、滑れば滑るほどまるで自分の足のように使いこなせるようになっていきました。改めて、『スノーボードの楽しさ』を実感できました。
NZでは感覚をもっと確かなものにするため様々なゲレンデに行き、たくさんのバーンで滑り、ゲートにも入れました。道具がどんどん自分に入り込んでいく感覚は今でも忘れられません。またそうした豊かな環境で滑らせて下さったスポンサー様や、計画して下さった野藤コーチに感謝しています。
その後の海外遠征中も、新たな道具を取り入れて、練習と大会のルーティーンの中で出会う新しい感覚・・・道具に多くを教えてもらえるということがわかった、すばらしい体験でした。
道具に慣れていくと同時に、コーチに技術を教えていただき、いち早く最高の状態に出来るよう努めました。

②シーズンの結果について
最初の大会は、欧州で開催されるFIS公式レースの前走でした。こういった大会では来年は優勝をしていきたいですし、もっと力をつけるため、そのとき出ていた選手のビデオと私のビデオを見比べ、どこが違うのかを研究しました。
その後も、ヨーロッパカップの前走や、ジュニアレースに出場させていただき、ジュニアレースでは5戦4勝という結果を出しました。
道具とのマッチングもあり、私の滑りはどんどん良くなっていったと思います。
二戦目のナイトレースの前に、スイスのナショナルチームと練習させていただきました。ワールドカップでも活躍しているジュリー選手のほか、活躍している選手がたくさんいて、久しぶりにワクワクドキドキし、早く同じ舞台で同じ条件で戦いたいと思いました。
練習中女子選手では、ジュリー選手には0,6秒差でしたが、そのほかの選手には勝つことができました。こんなにドキドキして、勝つこと以外考えられない状況で滑ったのは、ひさしぶりでした。その日は特に調子が良く、ナイトレースでは自分の部では圧勝、スイスのナショナルチームも出場していたエリートというカテゴリ含めた全体でも2位という結果を残せました。
自分が結果を出す時に必要な、本番での心の状態をその時にあらためて確認でき、今後のレースでそういう心の状態を用意していきたいと思えました。
来年はこの大会で全員に勝ちたい。そう強く思えて今までよりも一層自分に向き合って練習で滑るようになりました。
来シーズン、私は海外公式戦に待ちに待ったシニア選手として出場します。優勝するため、今もオフトレーニングを頑張っています。


③怪我をして思ったこと
ジュニアレース五戦目。その日は悪天候で、ホワイトアウトした状態でした。特に注意しなければいけないところで、不意に強い風が吹き、目の前が真っ白になりました。次の瞬間、私は宙に浮き転倒しました。速くゴールをしなければとすぐに立ち上がってすべりきりましたが、結果は5位でした。
滑り終わった後、左肩と右膝に激痛が走り、その日は救急で病院で診察してもらいました。来週の大会はどうなるんだろう、それより、今シーズンはスノーボードを続けられるのか、すごく不安でした。
しかし、欧州で怪我をした時、向こうの常識やかかる医療費、泊まれる場所など、私が知らなかったことが次々とわかり今後の自分にすごく役立つ情報を得られたと思いました。また、帰国後に教えていただいたのですが、大きな転倒の後は立ち上がらずにコースから出してもらって、病院に行き検査をしてもらうほうがよいことも知りました。
日本に帰ることになり、診察を受け今後また脱臼する可能性を減らして丈夫な肩にするための手術をすることになりました。手術を終え、一週間は夜、術後の痛みで唸っていたそうです。日が経つにつれ、少しずつ痛みが和らいでいき、ほんとうにまた動かせるようになるのだろうかという不安を持っていた私を応援してくださるたくさんのコメントを見て、温かな言葉でこんなに元気が出ることを知りました。早く復帰できるよう、自分の精一杯を出そうと心から思いました。

また、そう思ったのは他にも理由があります。
2018年冬季平昌五輪を病室でも見ていました。アルペンスノーボードではオリンピックに出場している選手の年齢がだんだん若くなっていることに気づき、4年後、私が目標にしている北京五輪に出場するかもしれないと思うと、ドキドキしながら画面を見ていました。これまで戦ったことがある選手の応援は、国を越えて特別熱くなりました。
各競技に出場する選手の戦う表情を見ていると、ここに立つためにどれだけの努力をしたのかと想像し、私をさらに奮い立たせるきっかけになりました。中にはテレビの特集で、長い間苦労された選手や、結果のアップダウンを受け入れて自分を変えていき、あの舞台に再び立った選手の秘話を見て、共感する気持ちや、学ぶことが多かったのです。特に、小平選手の「人生をかけなければメダルはとれない」という言葉は強い印象が残りました。

この4年間は長いようであっという間にすぎていくと思います。確実に力をつけ計画通りに結果を残せるよう、今のトレーニングを、後で振り返った時、いつでも全力でやってこれたなと思えるくらい精一杯やっておくことが大事なのだということを改めて感じ、今はトレーニングの質も量もレベルを上げて取り組んでいます。

トレーニングや心の見直し、怪我をした時の海外での対応、日本との連絡、そしてなにより、自分が一番弱っている時にかけていただいた声援や応援のメッセージで、自分は一人で戦っているのではなく、また、一人で競技生活を送っているのではないということ。怪我を克服したり怪我と寄り添いながら、自分の目標に向かって頑張る人たちがたくさんいること。怪我を通して、沢山の時間をつかえてわかったことがたくさんありました。

怪我は競技や練習の場で得られるはずの進歩が止まってしまうのは現実です。怪我をした時、「なんで怪我をしてしまったのだろう。どうしてあの時もっと気をつけなかったのだろう。」と考えていましたが、今改めて考えると、「怪我をしなければ気づけることがなかった。」と思っています。
今年はあまり結果が残せないシーズンになってしまい、皆様に申し訳ないですが、この経験を生かし、さらにパワーアップをして行きたいと思っています。スポンサーの方々にも、応援して良かったよ!とおっしゃっていただけるように、結果をお届したいです。
また、心技体、全ての面でさらに自分を見直し、口に入れるものや、トレーニングの仕方、今までコーチに頼っていた技術の面でも自分なりに速い選手と見比べ研究していきたいと思っています。
今シーズンは本当にありがとうございました。
来シーズンも応援よろしくお願いします。


Together Alive
F2snowboards
adidas
白馬村スノーボードチューンナップのFiT
Gallium スキースノーボードのガリウムワックス
アクティベートジム 浜松市中区スポーツジム
BANDEL
UPZ hardboots
インソールのBMZ
グローバルwifi
ブルータグアスリートサポートプログラム 東京西川AiR

▲TOP