2019.05.18
■18-19シーズンを振り返って

4 月9 日に2018-19 シーズンが終了しました。
今シーズンは私にとって「気づき」の年となりました。
たくさんの気づきが得られたのも、多くの海外遠征に行くことができたのも、多くのスポンサーの方々にとても大きくて温かい応援をしていただけたからでした。
昨年の10 月から、地元掛川市のキャタラー様と掛川自動車学校様の2社が新しく応援してくださることになり、スノーボードを続けられるかの瀬戸際だった私を救ってくださいました。スポンサー活動に今まで以上に真剣に向き合い、苦しい中でいただいた出会いは本当にありがたく、選手として活動することや夢を持ち続ける事は、自分の力だけでは到底できない事を改めて強く感じさせられると同時に、私の「やってやるぞ!」という気持ちの源に加わりました。また、これまでを支えて下さったTogetherAlive様、チームつばきの皆様にも改めて心から感謝しました。

シーズン中は成績があがったりさがったりを繰り返し、特に成績が良くなかった時や怪我をした時、メッセージを届けて下さったり、日本から見守って下さったり、私にプレッシャーにならないようにとたくさん考えて下さった方々がいてくださったことを親から聞き、海外で悩んでいた時の自分を後から振り返った時、こんなに思ってもらえていたんだよと伝えてやりたい気持ちになりました。応援して下さったみなさん、本当にありがとうございました。

15歳になり、海外の公式戦に出場させていただく中で世界のトップ選手との壁に気づき、戦わせていただく中で自分の中にある超えなければいけない壁があることに気づき、改善しなければいけない技術、心構え、勝つべき時に勝つ力、選手としても本当にたくさんのことに気づかさせてくれました。
その中でも特に自分の中に響き、強く残った気づきは、
①世界との壁
②シーズン中にアップダウンがあったこと
③技術を身につけるために心がける事
の3つでした。

① 世界との壁
今年、ずっと待ち望んでいた海外公式戦に出場できる年になり、ヨーロッパでの初戦は1月初めのWC でした。世界のトップの中のトップが集まる試合に、出場できることになったのです。私は高ぶり、緊張し、いつもの自分とはまるで別人だと周りにいた人から言われるほど自分でも意識しないうちに変わっていました。
1本目、片側のコースで16 位以内に残らないと2本目には進めません。この試合では緊張のあまり1本目で転倒し、その試合では結果は出ず1本で終わってしまいました。
トップ選手と自分の間にはどのくらいの差があるのか、なにが違うのか。その後3回に渡ってヨーロッパカップというレース(WC の一つ下のランクの大会) に参加させていただく中で、たくさんの違いに気づけることができました。
WC では今季最後まで、1本で1 位の選手と3 秒もの差がつき、いい結果を残すことはできませんでしたが、来年また出させていただくことになった時、すべての情報が役に立つと思います。
また、トップ選手と戦わせていただく中で、自分の中にも超えなければいけない壁がありました。
板を踏む筋力、強敵相手に戦う精神力、どんなバーン状況でも即座に対処できる技術力、オフシーズン中のトレーニングや、滑走練習中に身につけなければならないことはたくさんあります。
さらに、6 月から4 月までの長い期間、合宿や遠征をさせていただく中で、最後まで板を踏めなかったり、体幹が弱くなり体が折れたり、決勝で簡単な荒れに足を取られてしまったりと、基本的な体力が落ちてきていました。
35 戦目、今季わたしの最終戦、イタリアのラチーネスで行われたヨーロッパカップでは、1 日目は優勝することができましたが、疲れが見えてくる2 日目では、最後の3 位決定戦で板を踏む力が残っておらず、板を走らせる事ができませんでした。
9日間で7 戦というハードスケジュールではありましたが、最後の最後まで振り絞れる体力を残すため、オフシーズンにはもちろんですが大会のあるハイシーズン中にも、もっと効率が良く体力が落ちないトレーニングを考えようと思います。
来年のWC での目標は決勝進出です。
初戦から自分の体を完全に操り、トップに食い込めるよう今年のオフシーズンのトレーニングにも一層力を入れていきたいと思います。

②シーズン中にアップダウンがあったこと
12 月に行われた初戦の北米選手権では、望むような結果を出すことができました。私の力は世界に通用するのだと誤信し、しばらく試合がなく、次の試合の詳細を知っていなかったことから燃え尽き症候群になりかけました。
1 月のWC では、出場することの嬉しさに硬直し、一方でどうあがいてもどんな言葉で自分を奮い立たせても、身体から力が抜けた状態を直すことができず、初戦のWC では散々な結果を出してしまいました。
そこから元に戻し、成績が出せるようになるまで1ヶ月もかかりました。
調子が上がってきてからはいい成績も出せるようになりましたが、シーズン中に気を抜いてしまうと戻すのに時間がかかるため、気は抜かずに、それでもリラックスする時はリラックスできるようにしたいと思います。

③技術を身につけるにあたって
今シーズンは、今までで最も多く、計35 の試合に出場させていただきましたが、シーズンを通して私の中で印象深い試合は、4 月初めに行われた世界ジュニア選手権の二日目です。
世界ジュニア選手権は、15 歳から19 歳( 早生まれの20 歳) の中で世界一を決める試合です。種目はPGS、 PSL、チーム戦と3つあり、3日間かけて行われます。
同世代で私より速い選手、大舞台で今活躍している選手は何人もいます。その中に混じり戦い勝つために、朝から準備万端にして雪上に立ちました。
準々決勝に進むことができ、戦う相手は、私と同じ15 歳にもかかわらず私が今までで一度も勝てなかった選手でした。決勝に行くためには勝たなければいけません。どうしたら勝てるか、勝機はどこにあるのかを必死で考え、彼女を含め速い選手の滑り方と、私の滑り方が違うことに気づきました。
速い選手が揃ってその滑りをしているということは、そこに大きな秘訣があり、私も真似をして滑れば速く滑れるのではないかと考え、ぶっつけ本番でしたが挑戦することにしました。
途中までサイドバイサイドで降りることができ、相手は焦ったのかショートポールを踏んで転倒、私は勝利することができました。その後の準決勝でも勝利し、最終的に準優勝を取ることができました。

私はもともと、一つの技術を身につけるのに時間がかかってしまいます。その分人一倍練習し、速く滑る技術を身につけてきました。
ですが、この準決勝の時は、負けられないという緊張感の中、私は15 歳で、日本人で、ヨーロッパで長く滑れる選手とは環境が違うのだから、大会中の今でも練習と同じように挑戦し成長をしなければいけないときがあるんだ!と思えました。世界ジュニア選手権という舞台が、一発で技術を一つ身につける自分に変えてくれたきっかけになったんだと思いました。

また一見、すぐ後に始まる大会では意味のない練習に見えても、それが後々「やっておいてよかった」と思えることになることも実際に経験して気づきました。
どんな練習やバーンでも手を抜かず、未来の自分のために精一杯、たくさんの本数を練習できるかどうかが大事なのだと思いました。

今シーズン、WC の結果がふるわず、その前後の大会も満足いく滑りができずにご心配をたくさんいただき、ありがとうございました。初めて海外のシニアの選手と戦わせていただき、自分の立ち位置がどこなのか、ここからさらに上げるためにはどうしたらいいのか、多くの経験を通して気づくことができた、貴重な一年でした。
今シーズンが終了し、私は肉体強化のために右肩と右の薬指の手術を行いました。昨年も左肩の手術をし、リハビリの経過や、どのくらいで滑れるようになったかは経験しました。昨年は完治が遅くなってしまったため、反省を生かし、早い復帰ができるようリハビリとトレーニングに努めたいと思います。
また来季の目標を必ず達成できるよう、1 日1 日進化できるよう、全力でいきたいと思います!
今シーズンも応援ありがとうございました。来年もよろしくお願いします!  三⽊つばき 2019 年5⽉


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