2020.05.02
■19-20シーズンを振り返って


例年より約1ヶ月程早いですが、3月12日に2019-20シーズンを終了させていただきました。
今年も1年間応援してくださいまして、ありがとうございました!改めて、心から感謝申し上げます。今シーズンは私にとって、「自身の成長」を感じられる年となりました。
温暖化による雪不足とコロナウイルスの影響によりWCはキャンセルが多く、3月の試合のほとんどは出場不可能となってしまいました。3月出場予定だった各試合での目標設定も具体的にあったので悲しかったですが、それでも今シーズン最大の目標であった「WCで3回以上の決勝進出」は達成することができました!
今シーズンは特に精神面で大変だった時期もありましたが、遠い国にいても皆さんに応援していただきながら自分の中で考えを変える、物事を切り離して考えるなど、WCを戦って行く中で強くなっていけた気がしました。

FISデビューをして2年目、WCをツアーとしてフル参加させていただく年となりました。オフィシャルレースの結果を昨年と比べ、自分の成長と来シーズンへの課題を確認することができました。今年の成長を以下の3つにまとめました。
①昨年から今年への成長
②シーズン中の成長
③人としての成長



①昨年から今年への成長
昨シーズン、WCで世界との壁を感じ、また自分に乗り越えなければいけない壁があることもわかり可能な限り準備をして、シーズンを迎えました。
●シーズンを過ごして行くにつれ結果を上げていけるようなフィジカルの強さを作ること。
●トップ選手の集まるWCでも自分を保ち、やるべきことや考えるべきことに集中できるメンタル。
●基礎スピードを上げること。
 昨年も一昨年同様4月に手術が2度ありましたが、反省を生かし、より早く完治できるよう努めました。
また、術後の経過によってトレーニング内容も変え、強度が強いトレーニングができる期間は短くてもより強い体を効率的に作り上げることができました。
 雪上練習においても、昨年8月にプレゼンテーションをし、アスリート認定していただいた日本スポーツ振興センターの「有望アスリート海外活動支援事業」として強化合宿を助成していただき、ナショナルチームの基礎強化と合わせて、怪我の完治後はほとんど雪上に立たせていただきました。
 有望アスリート海外活動支援事業では、今年で4年目になる野藤コーチ、日ごろフィジカルをみていただいてきたアクティベートジムの山地さん、浜松市リハビリテーション病院で回復とトレーニングを見てくださった松本さん、栄養士の奥村さんと海外を回らせていただき、現地で滑走に直結したトレーニングやコンディショニングを教えていただきました。
 また、今女子の中では世界トップのドイツチームと合同練習をさせていただき、WC選手のいる中での雪上でも自分の滑りに集中するメンタルを作り上げ、大きな転換期を迎えました。ここでの合同合宿がなかったら、少なくとも初戦では昨年と同じようなことが起こっていたと思います。
 ただ技術アップをすることに気持ちを向けるだけでなく、気持ちをコントロールするにはどうしたらよいか、など全ての面で学べ、その姿勢は、そうあろうと意識するより、強くなりたいと思うほど自然に身につくのだと気づきました。


②シーズン中の成長
 今シーズンWC初戦、ロシアのバンノエ戦では、先シーズンでは2本目にすら上がれなかったところから20位にまで順位をあげることができており、昨年に比べ成長できていることやオフに取り組んだことの方向性が正しかった確信に、喜びをかみしめました。
しかし以後12月の試合は決勝進出となる16位以内に入ることはできませんでした。
2019年12月の最後の試合でも決勝に進出できなかったことは本当に悔しかったですが、今の自分ではここまでなんだと割り切り、どうしたら決勝進出できるか考え、1月いっぱいまでの1ヶ月間は、改善可能な「メンタル」、練習次第で成長できる「技術」の二つを徹底的に改善することを決め、年をあけました。

 2020年最初の試合(シュクール戦)では転倒してしまいましたが、次戦のバドガシュタイン戦では実力を出し切ることができました!
1本目でふがいない滑りをしてしまい、9人を抜かなければ決勝進出はできないという状況になりました。
ですが私は、「決勝に行けるか」ではなく、「行くためにどうしたらいいだろうか」というするべき行動にフォーカスして、他選手の滑りをスタートからみてイメージをなるべく細かく、丁寧に作りスタートしました。
結果、片側2位、全体ではレデツカ、ラモーナに続いて3位という記録を出すことができました。
この時の経験があったからこそ、それ以後連続で決勝進出を果たせたのだと思います。
そのあとも、一戦一戦試合が終わるごとに丁寧に振り返り、次の試合の作戦やトライしたいことをメンタル面、技術面共に書き出して、繰り返し練習をしていました。

 メンタル面では、そのほとんどが経験で補えることだと思いますが、WC経験の浅い私がトップ選手に食らいつくためには、少ない経験で多くのことを学ぶ姿勢が何よりも重要だと思いました。
単純に速くなるために頭をフル回転して使っている、その状況もすごく楽しく思えました 。
しかし、決勝に安定して進出できるようになっても、1度も決勝1回戦目を勝利することはできませんでした。ぎりぎりで決勝に行けても初戦の相手は予選1位通過のその日一番乗れている選手なのです。

 WC最後の試合会場となったカナダでの1戦目、久しぶりに決勝進出を逃した私はゴールで選手たちの滑りを見ていました。圧倒的な滑りを目の前に、今の私では1回戦目を勝ち抜くことはできないのだと感じさせられました。決勝に進んでいるときにはこんなふうに客観的に見て気づくことはできませんでした。
 メンタル、技術、体力全ての面で劣っていると思い知らされ、全てをレベルアップして初めて決勝2回戦目へ進出できるのだとわかり、その手がかりになるものを血眼になって探していました。
 行動にフォーカスする考え方から、より強い自分を求めることにフォーカスする考え方へ切り替わったのです。
 来年までにしてみたい滑りを見つけることができ、それを手に入れるための体力作り、本番で力を出し切るメンタルも強くしていこうと決めました。


③人としての成長
 こういったシーズンを過ごして行く中で、人としての成長、これから先も長い間生きて行くにあたって今後のヒントになるようなことも見つけられたのではないかと思います。

 まずは英語力。
 昨年の3ヶ月間英会話AEONにお世話になり、英語力をアップさせることができていることがシーズンを通してわかりました!
 外国人コーチとの会話や、海外の選手や友達と会話をする中で、わからない単語や疑問に思った英語の使い回しを調べたり、先輩方から教わったりすることで、シーズン頭よりも最後の方がスムーズに英語が出てきていたのではないかと思います。

 そして、一緒に活動する先輩やコーチとの関係性による成長。
 1年の約半分を共に生活して行く中で、共同生活の難しさを痛感しました。
いいことも悪いことも多くのことを経験させていただく中で、自分の中で気持ちを確立させることや、感情と状況を切り離して考えること・・・今後選手生活をして行く中でも、また次の人生を歩むとなってからでも役に立てることができるのではないかと思います。

 シーズン始めは雪不足、3月に入る頃には世界中にコロナウイルスが蔓延し始め、多くの大会がキャンセルになりました。私は、スポーツ選手は基本、応援してくださっている皆さんに結果で恩返しするため、試合で結果を出すためのトレーニングや練習を精一杯頑張ることが選手の責務だと思っています。
ですが、今のような大変な状況になった時、スポーツ選手の意義、スポーツ選手として世の中にどう役に立つことができるのか。を考えさせられました。

 活動を通して皆さんに勇気や元気を感じてもらいたい。私たち選手やコーチ、スタッフの皆さん、応援に来てくださった皆さん全員で一つの試合を作り上げている姿を見て、「世界が平和であることを感じてもらいたい」ということも重要な意義ですが、それら以外に、もっと伝えたり行動できることがあるのだろうか。

 私だからできること、私にしかできないことは何かという方向から考えるよりも、だれかのためにと頭と体を動かすことが重要なのだと思いました。そして、それは、実はいつも私の周りにすでにあって、私がいつもしてもらっていることだとも、気づきました。たくさんの方々に、応援していただいている、想っていただいている、その「温かさ」です。さらに、私には鍛えた丈夫な身体がありますので、その身体といただく「温かさ」を源にして、誰かのための少しのお手伝いでも体を動かして行動するようにします。
 それは「スポーツ選手の意義」ではないかもしれませんが、スポーツ選手でいさせていただいている「私のいる意味」ではないかと思っています。


 今年、自身の成長を感じられる一年となりましたが、それでも、世界のトップに勝てたわけではありません。私はまだまだなのだということも昨年以上にわかりました。
 一方、もっと速くなるための手がかりも掴んでシーズンを終えることができました。
 今年はWCをフルで回らせていただいて1年目だったので、ほとんどが初めて行く場所中での試合となりましたが、来年は違います。ほとんどが一度経験した場所であり、また出場メンバーもほとんど変わらないと思います。

 今度、私の戦う場所に戻ることができた時には、みなさんの温かさやこれらの成長、経験させていただいたことを糧に最高のパフォーマンスをし、みなさんにいい報告ができるよう、力の限りを尽くしていきます。また、支えてくださる皆さんがそうしてくださるのを手本にして、私も温かさを伝える行動をスポーツ選手として、していきたいと思います。
 今シーズンも応援していただきありがとうございました!
 来シーズンもさらなる成長を遂げていきますので、応援よろしくお願いします!


キャタラー
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